ショクパンヨリフランスパン

演劇以外の日々の、備忘録

日帰りで、松本に行ったことと。

11月某日

 朝イチでまつもと市民芸術館「チャオ!バンビーニ」を観に行く。親子で楽しめる数々のイベントが劇場全体で行われていた。

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 まず最初に僕が観たのは、スイッチ総研。こどもが押してこどもが演じるスイッチってたまんないものがありますね。楽しませたい、もてなしたいの気持ちに年齢なんて関係ない。

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 その後、森山開次さんの「LIVE BONE」もとても楽しかった。骨だったり唇だったり心臓だったり身体の様々なパーツを森山さんが身につけて時にコミカルに時にグロテスクに踊る。終盤、劇場の奥がばーっと開いて子宮(らしきもの)が空間全体を覆うシーンが圧巻。産まれるうううっておもった。俺、産まれるうううう。そんなエモーション爆発の後で、森山さんがしっかりしっとりソロで踊って締めるのもかっこ良かった。 

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 まつもと市民芸術館をでて、無性にサウナへ行きたくなる。ほんとは「林檎の湯屋おぶ〜」に行きたかったんだけど、時間が微妙だったので近場の「湯の花 銭湯瑞祥」へ。

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 サウナの暑さも水風呂の冷たさも、僕の欲してるものにぴったり。ただ、毛むくじゃらの熊みたいなおじさんがいてめちゃくちゃ怖かった。扉しめるときも、タオル置くときも、座るときも、常に乱暴に「どん!」と音を鳴らすんだけどアレはなんなんだろう。ぐいぐい存在感を前面におしだしてくる感じ、苦手だ。

逃げるように露天に出たら、「瞑想室」なるものを見つける。石で作られてる仄暗いスペースの低温サウナ。足元は足湯になってて整いまくった。冬の外気浴の過ごしかったってなにが正解かまだみつけられてないんだけど、低温サウナはいいかもしれない。サウナ→水風呂→瞑想室をしっかり3セット。

 

 駅の方へとぶらぶら歩く。せっかく長野県に来たから「転校生〜さよならあなた〜」のロケ地巡りなんかもしたかったけど、またこんどだな〜。「すれちがう、渡り廊下」でも話題にでてきたけど、大林宣彦作品のなかでもトップクラスに好きな映画。狂った大林とエモい大林が完璧な比率でブレンドされてるとおもう。あと、蓮佛美沙子がかわいい。好きなシーンは山本弘くんが林檎を齧るシーンです。 

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 で、最後は「小料理屋 いとう家」に。

ここがもう店の雰囲気といい、料理といい、ことごとく最高。そばがきちょびちょび食べながら日本酒を飲む。カウンターでぐつぐつ煮込まれてるおでんのビジュアルも最高。ノスタルジー喚起力抜群。なんにも悲しくなんてないのに泣いてみたい。また絶対こよう。写真とればよかった。。

 

日帰りの小旅行も悪くないな。観光1つ+サウナ+居酒屋って最高の組み合わせかもしれない。

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